子供が親に似る理由

身振りや話し方が親に似るのには理由がある。子供は親を真似ることで親の権力を手に入れようとし、結果として本当に似てくるのだ。アルフレッド・アドラー

おはようございます。2,014年6月9日(月)感謝の朝です。有難うございます。今日も宜しくお願い致します。+632

子供が親に似るのは何も遺伝が原因というわけではありません。子供は意識せずとも自ら進んで親の真似をするようになることがあるのです。それには理由があります。

一つの理由は、親と同盟を結んでいることを他の家族にアピールするためです。「あの子は父親にそっくりだ」「母親に似ている」と言われることで親を味方に付け同盟を結んでいることを他の家族にアピールしているのです。そして、家族の中でより優位な地位を占めようとするのです。

しかし、子供は仲の良い親の真似をするだけではありません。対立し嫌っている親に似ることもよくあります。その場合は二つの理由となります。それは、衝突しながらも、その親が持っている権力を手に入れようとするのです。子供にとって厳しい親は権力の象徴です。家族の中で力を持ちたいと思っている子供は、権力を手にしたいがために意識をせずに権力を持っている親を真似るようになっていくのです。

つまり、子供が親を真似、結果として似てくるのは家庭において優位な地位を手にしようとする戦略なのです。子供はこれらのことを明確に意識せずに行います。そして、身振りや表情を真似ているうちに、いつしか顔つきまでもが親に似てくるようになるのです。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように( ´ ▽ ` )