鼻ほじり

問題行動に注目すると人はその問題行動を繰り返す。叱ることは、悪い習慣を身に付けさせる最高のトレーニングなのだ。アルフレッド・アドラー

おはようございます。2014年6月16日(月)感謝の朝です。ありがとうございます。今日も宜しくお願い致します。+639

子供がたまたま鼻に手をやっただけで親が子供を叱ります。「鼻に手をやってはいけません」すると子供は必ず次も鼻をほじります。「ダメだって言ったでしょう!」母親がその度に叱ります。すると鼻ほじりは確実に子供の悪い習慣として根付きます。それは子供が勝手に習慣を身につけたのではありません。母親が叱ることを通じて子供に鼻ほじりという習慣を身につけさせたのです。

子供は親から評価され、ほめられるという正の注目を得られないと叱られるという負の注目を集めようとします。ですから親から叱られると子供は喜ぶのです。そして、叱られるために鼻ほじりを繰り返します。これは何も親子間に限ったことではありません。

もし相手の問題行動をやめさせたいのであれば問題行動を見つけたとしても注目せず叱らないことです。

そして、問題行動していない時に適切な行動に注目し認めることです。わずかであっても正しく適切な行動に着目する。それが教育者のとる正しいスタンスです。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように( ´ ▽ ` )