自己ベストを褒める

他人と比較してはいけない。ほんのわずかでも、できている部分を見つけ、それに気づかせることが重要だ。アルフレッド・アドラー

おはようございます。2014年6月17日(火)感謝の朝です。ありがとうございます。今日も宜しくお願い致します。+640

親が子供に何かを教える際に、周囲の子供やきょうだいを例に取り、比較をしがちです。それにより、見本を示すとともに、間違いに気づかせ、懲らしめる効果を狙うのです。これがうまくいくことはありません。比較されることにより子供は自信を失い傷つきます。そして劣等感を肥大化させ、間違った方向で劣等感を補償しようと試みます。多くの場合、それは問題行動となります。つまり、親が子供を比較することにより、問題行動がなくなるのではなく、むしろ問題行動を増やしてしまうことになるのです。そして、その問題は親子間に限ることではありません。先輩と後輩、上司と部下の間においても同じ事が起きます。その場合も周囲の人と比較すべきではないのです。

もし正しい例を示したいのであれば、本人の中にある、ほんのわずかでも出来ていることを見つけ、それに気づかせることが大切です。たとえわずかであったとしても、出来ていることを示しそれを認め、さらに増やすよう要望するのです。比較するなら過去の自分と現在の自分を比較することです。自己ベストを褒めるのです。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように( ´ ▽ ` )