罰を与えるのではない。結末を体験させるのだ。

罰を与えるのではない。結末を体験させるのだ。子供が食事の時間になっても帰ってこなければ、一切叱らずに食事を出さなければ良い。アルフレッド・アドラー

おはようございます。2014年6月19日(木)感謝の朝です。ありがとうございます。今日も宜しくお願い致します。+642

夕食の時間を18時と定めたにもかかわらず、遊びほうけて遅くなって帰る子供がいます。母親はその度に食事を温め直し、二回も洗い物をしなければなりません。しかし、子供はそんなことなどお構いなし、平気で遅れてくるのです。そんな時、多くの母親は叱りつけ、なすすべなく途方に暮れます。しかし、結末を体験させれば、子供は強制しなくても自分の意思で戻ってくるようになります。

アドラーの高弟ルドルフ・ドライカーズはそんな母親に対して次のようにアドバイスを送っています。「食事の時間を守らなければ食事は出しません」このように子供と約束をし、それを守ればいいのです。子供が遅く帰ってきて「お母さん、ご飯は?」と聞かれたら「残念ね。遅れて帰ってきたから出せないわ」と答えればいいのです。

これは、自然の結末とは異なる論理的結末を体験させるという方法です。これは子供だけでなく大人に対しても有効な方法となります。例えば、納期を守らなければ担当を変わってもらうなど応用が可能でしょう。ただし、理不尽な場合は約束と思わず罰であると思ってしまいます。

また、結末を体験させるのにクドクドと言ってはいけません。それも罰になってしまうからです。罰を与えるのではなく結末を体験させて気づかせる。それがアドラー教育なのです。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように(^-^)