問題行動の根は一つ

人は居場所がないと感じると精神を病んだり、アルコールに溺れたりする。他者に貢献することで居場所を確保すればよい。アルフレッド・アドラー

おはようございます。2014年6月27日(金)感謝の朝です。ありがとうございます。今日も宜しくお願い致します。+649

犯罪者、精神病者、アルコール依存者、自殺する人―。一見すると、それぞれに全く違った問題を抱えているように見える人たち。しかし、アドラーは彼らの問題の根は一つだと喝破しました。それこそが共同体感覚の低さ、相手よりも自分のことを優先するが故に相手から支援されているという実感が持てず社会的に孤立する。居場所がないと感じてしまい、その補償行動として、それぞれの問題行動を起こすと定義したのです。そしてアドラーはこう言い切りました。「共同体感覚があり、発展されればすべての困難から解放される。」

犯罪者は社会を欺き警察を愚弄することで優越感を得ます。精神病者は周囲から哀れに思われ病気だかあらできなくて仕方ないと免罪符をもらい、病気でなければできるのにと言い訳を手にすることができます。このように、様々な問題行動は、本来であれば共同体感覚を高めることによりごく自然に手にすることができるはずの社会での居場所を手にすることができない人たちによる必死の挽回行動なのです。しかし、これらにより彼らが手にするのは本当の居場所ではありません。そのために行き詰まってしまうのです。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように(^-^)