共同体感覚を養う第一歩

相手の権利に土足で踏み込んではならない。権利を尊重し、自分で決めさせるようにすれば、人は、自分を信じ他人を信じるようになる。アルフレッド・アドラー

おはようございます。2014年6月30日(月)感謝の朝です。ありがとうございます。今日も宜しくお願い致します。+651

親と子。上司と部下。先輩と後輩。たとえ上下関係があったとしても、それを元に相手の権利に土足で踏み込めば対立が起きます。親が子供に命令して部屋を片付けさせようとすれば子供は親の言いなりになるまいと意固地になって片付けを拒否します。その時起きているのは、どちらがより力を持っているかを示し合う親子間の権力闘争です。それと同じことが上司と部下、先輩と後輩の間でも起きていることでしょう。

このように、強制と対立を繰り返していると相手の共同体感覚が育ちません。叱られ強制されることで劣等感が強まり、自己信頼がなくなります。そして、強制してくる相手を敵だと思い他者信頼がなくなります。その結果、社会での居場所がなくなるのです。

一方、親や上司が子供や部下に自分で決めさせて、相手の権利を尊重するようにすれば子供や部下は徐々に自己信頼と他者信頼を形成していくでしょう。その結果、家庭や組織や社会に居場所を見つけるようになっていく。共同体感覚を学び始めるでしょう。共同体感覚を養う第一歩は強制をやめること。人から尊重、尊敬される体験を増やすことなのです。

今日の一日が皆さまにとりまして素敵な時間となりますように( ´ ▽ ` )