共同体感覚を養う上で最も大切なこと

「よくできたね」とほめるのではない。「ありがとう、助かったよ」と感謝を伝えるのだ。感謝される喜びを体験すれば、自ら進んで貢献を繰り返すだろう。アルフレッド・アドラー

おはようございます。2014年7月1日(火)感謝の朝です。ありがとうございます。今日も宜しくお願い致します。+652

親や教師が子どもの共同体感覚を高めるには、自己信頼と他者信頼の体験を積ませることから始めなくてはなりません。具体的には、子供に協力を求め、それに対して感謝の言葉を伝えるのです。

感謝されれば誰でも嬉しいものです。そいて、自分が行った貢献に対して感謝が帰ってきたときに初めて人は自己効力感が満たされ自己信頼を感じます。同時に相手に対しても信頼感を持つ、すなわち他者信頼も芽生えるのです。

「感謝する」と「ほめる」は違います。「感謝」は、横から目線、「ほめる」は上から目線です。現に、新入社員が社長に対して「よくできたね」と褒めることはしません。それをされたら社長はムッとするはずです。なぜならば「ほめる」は上から目線であり、なおかつ相手に対して期待していないことが前提だからです。

上から目線の「ほめられる」より横から目線の「感謝される」ことが自己信頼と他者信頼には、はるかに有効です。貢献と感謝の体験を増やすことが、共同体感覚を養う上で最も大切なことなのです。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように(^-^)