判断を間違わない為に

判断に迷った時は、より大きな集団の利益を優先することだ。自分よりも仲間たち。仲間よりも社会全体。そうすれば判断を間違うことはないだろう。アルフレッド・アドラー

おはようございます。2014年7月9日(水)感謝の朝です。ありがとうございます。今日も宜しくお願い致します。+658

アドラーが提唱する共同体感覚における共同体を日常に当てはめて具体的に考えたとき、抽象的概念である共同体は会社だけでなく、家族、地域社会、コミュニティー、国家、世界、宇宙などにも当てはまります。

例えば企業の商品に不具合があった場合、それを広く社会にオープンにし回収すれば、企業には一時的に大きなダメージがあるでしょう。回収費用や在庫廃棄による直接的な損失に加え信用の失墜、売上、利益は大きくダウンするだろうからです。そこで企業は公開をためらうでしょう。しかし、企業ではなく、より大きな社会全体の利益を考えれば、少しでも早く事実をオープンにすべき、とすぐにわかるでしょう。

このように個人、会社、社会など、それぞれの共同体における利益・不利益が異なる場合、私たちはより大きな集団の利益を優先すれば判断を間違うことはない。

アドラーはそう訴えました。それこそが真の意味での共同体感覚であるのです。自分ひとりだけの利益だけを考えてしまっては判断を間違ってしまうのです。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように(^-^)