ソリューション・フォーカス

間違いを指摘せず、原因究明という吊るし上げもせず、「こんなやり方はどうかな?」と提案する。それこそが、相手を育てる有効な方法である。アルフレッド・アドラー

おはようございます。2014年7月22日(火)感謝の朝です。ありがとうございます。今日も宜しくお願い致します。+668

勇気くじきをしないためにも相手の間違いを指摘したくない、かといって、知らん顔をして間違いを放置するわけにもいかない。どうすればいいんだ・・・・と悩んでいる人も多いことでしょう。そんな時は、勇気づけながら助言を与える方法が有効でしょう。

多くの場合、助言は問題指摘から始まります。「そのやり方ではダメだよ」そう伝えてから次に助言をするのです。「こうやればいいんだよ」しかし、最初の一言は問題指摘であり勇気くじきになってしまう。であるならば、問題指摘をやめればいい。「こんなやり方はどうだろう?」といきなり助言すればいいのです。

ソリューション・フォーカスという技法があります。それは、まさにソリューション(問題解決)にフォーカス(焦点)を絞ること。問題指摘や原因分析せずに、いきなり建設的な問題解決だけを話し合うのです。たとえば、薬渡しの間違いでお客様からクレームを頂いた時、通常であれば問題指摘、原因究明からスタートするのが常です。しかし、それでは勇気くじきになってしまいます。そこで、問題指摘や原因究明のプロセスを省略するのです。「さあ、どうしたらミスがなくなるかな?」そう問いかけるのです。そして、自ら「こんなやり方はどうだろう?」と提案する。そうすれば吊るし上げが勇気づけに変わるのです。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように(^-^)