悩んでいる問題は、誰の課題か?

あなたが悩んでいる問題は本当に「あなたの問題」だろうか。その問題を放置した場合に困るのは誰か、冷静に考えてみることだ。アルフレッド・アドラー

おはようございます。2014年7月26日(土)感謝の朝です。ありがとうございます。今日も宜しくお願い致します。+671

アドラーの心理学では「それは誰の課題か?」という問いを大切にします。例えば、子供が勉強をしなかったとします。多くの親は「もっと勉強しなさい!」と子供を叱ります。しかし、勉強をするという課題はいつたい誰の課題でしょうか?「それは誰の課題か?」を明らかにするのは簡単です。「その課題を放置した場合、不利益を被るのは誰か?」と問えばいいのです。成績が悪化した場合、不利益を被るのは子供自身なのです。良い学校には入れなくなり将来困るのは子供です。つまり、子供が勉強しなくてはならないという課題はあくまでも子供の課題であり親の課題ではないのです。

しかし、多くの親は子供の課題に土足で踏み込みます。「子供のためを思って」と言い訳をしながら「もっと勉強しなさい」「いい学校に入りなさい」と親の思う通りにコントロールしようとするのです。

そして、自分の支配欲を満たしたり自分の世間体を取り繕おうとする。子供はそれを察知して支配されることを拒絶するのです。

あらゆる人間関係のトラブルは、他人の課題に土足で踏み込むことにより起こります。親子間に限らず、友人間、上司・部下間においても同じこと。他人の課題に土足で踏み込んではいけません。私たちが出来ることは支援だけ。

もし子供が勉強したいと言ったら、支援する準備があることだけを伝え、後はそっと見守るしかないのです。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように(^-^)