名馬ブケファレス
若きアレクサンダー大王が、名馬ブケファレスをプレゼントされたときのこと。ブケファレスは暴れ馬で、誰の言うことも聞かなかった。
おはようございます。2014年8月1日(金)感謝の朝です。ありがとうございます。今日も宜しくお願い致します。+677
凡人なら「悪い馬だ」と考えるところだが、アレクサンダー大王は違った。彼はブケファレスを観察し、馬が自分の影に怯えていることに気づいた。馬が暴れると影も暴れるから馬は更に驚くのだ。そこで彼は、ブケファレスを太陽に方に向けて安心させ手なずけたのだった。
アレクサンダー大王は紀元前4世紀、広大なマケドニア大帝国を築いた偉人である。ブケファレスはその愛馬として活躍した。
こうした偉人の逸話は脚色されるのが常であり、本文もその類だと思うが、面白い隠喩を含んでいる。
というのも、名馬ブケファレスは、私たち自身なのだ。人は嫉妬心や羞恥心、劣等感に苦しめられ未来に不安を感じて怯えるが、その正体は自分の影である。
負の感情は、私たちの心の一部分を映し出したものなのである。
今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように(^-^)