幸福感を左右する神経伝達物質

現代科学では、人の幸福感を左右しているのは、体内で分泌される神経伝達物質だということが分かっている。幸福を左右する代表的な二つの物質はドーパミンとセロトニンである。

おはようございます。2014年8月9日(土)感謝の朝です。ありがというございます。今日も宜しくお願い致します。今朝の大阪は台風が近づいていて大雨です。皆様台風にはくれぐれもご注意ください。+685

ドーパミンは、ロマンチックな冒険家である。新しいことに挑戦したり、問題解決に取り組むと生成される。これが多いと頭の回転が速くなり、集中力や記憶力、創造力向上する反面、目の前の利益を追い求めるようになり、衝動的になる。愛を感じる時に分泌されるのもドーパミンである。人に自信や優越感を与えるのも役割の一つだ。これが不足すると憂鬱になってしまう反面、多すぎると興奮状態になってしまう。ドーパミンは一旦成就した物事を繰り返しても分泌されないので、常に新しいことに挑戦する必要がある。

セロトニンは穏やかな賢者である。これが生成されると、人は安定した覚醒状態を維持する。だから、哲学的な思考など静かな集中力を要求する仕事に向いている。セロトニンが多い人は心が安定しているが、少ない人は情緒不安定になる。セロトニンは体の免疫力にとっても重要で、ガン細胞を殺すT細胞を強化する。これを増やすには日光浴が必須だが、現代人は夜更しをし、野外活動を怠けがちだからセロトニンが少ないという。

現在の躁うつ治療はこれらの幸福物質をコントロールする治療が主流ですが、そうでない人は、幸福物質が多くなる時もあれば少なくなる時もあるのであまり心配する必要はありません。たまには憂鬱になる時もあって当たり前、そんな時は来週は楽しくなるだろうと気楽な気分で考えればいいのです。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように(^-^)