怒りの取扱説明書

激しく怒る人は、いわば悲劇を演じているのです。負の感情に襲われてあれこれ考えるうちに、小さな怒りが大きくなり、ついには嵐になるのだ。起こってしまった人は「この精神状態では正しい判断ができない。今の私はただ、舞台で悲劇を演じている俳優に過ぎないのだ」と考えると良い。すると観客もいない照明が消えた寂しい劇場が見えるはずだ。アラン

おはようございます。2014年8月14日(木)感謝の朝です。ありがとうございます。今日も宜しくお願い致します。+689

本文では怒りが湧いたとき、それを取り扱う方法について説明している。もちろん、我を忘れるような激情には対処しなければならないが、実は怒りという現象それ自体には、プラスの面もある。

例えば、アメリカのメリーランド大学は、夫婦間や仕事関係のトラブルで怒りを押さえ込む傾向にある人の方が、我慢せずに怒る人より寿命が短いという研究結果を発表した。

また、アメリカのスタンフォード大学の研究では「自分が怒っている」ことを表現した人の方が、そうしなかった人より交渉で有利になったという実験結果が出ている。アップル社を創業したスティーブ・ジョブズなど、わざと怒りを表現して部下や商談相手に接して成功するビジネスマンも多い。

怒りは使いようによっては有利な感情だということが分かる。だから怒りを自覚したときは、ただ我慢するのではなく、どうすればそれを自分の役に立つように利用しようか考えるのが良い。怒りを建設的に利用する選択肢もあることを覚えておこう。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように(^-^)