負の感情は肉体から生じたもの

デカルトは、著書「情念論」の中で、負の感情は血液・神経・脳などの状態の結果だと主張した。

つまり、負の感情が生じているせいで、身体まで調子が悪くなっているのではなく、体の調子が悪いから負の感情が生じるというのだ。

おはようございます。2014年8月30日(土)感謝の朝です。有難うございます。今日も宜しくお願い致します。+701

職場や家庭に不満がある人が知っておくべき著名な実験があります。

100人の人をランダムでA/B50名ずつ二つの集団に分け、一人ひとりに面接官の役割をさせ、新入社員の面接をさせた。

新入社員は一人だけで、面接官の質問はあらかじめ決められおり、新入社員の受けごたえも同じようにした。

そして、面接の直前、Aグループの人には重い荷物を、Bグループの人には軽い荷物を持ち運びをさせた。

面接後、面接官達に新入社員の評価を聞くと、軽い荷物を運んだBグループの面接官は新入社員を高く評価したが、重い荷物を運んだAグループの面接官達は、新入社員に対し否定的な評価をした。

与えられた条件は同じだったにもかかわらず、体調が良かった人は、高い評価、体調が悪かった人は、低評価をしたと実験結果出された。

負の感情(疲れた、帰りたい)が湧くのは自分の調子の問題なのに「あいつの態度が気に食わない」などと、理屈をつけてしまうのだ。

この実験は、常に自分の境遇に愚痴をこぼす人々に多くのことを示唆してくれる。

今日の一日が皆様にとりまして素敵な時間となりますように(^-^)