世界糖尿病デー
昨日は妻のブログの番だったので書けませんでしたが、毎年11月14日は世界糖尿病デーに指定されており、世界各地で糖尿病の予防、治療などに関する知識啓蒙運動が行われています。
日本では、「糖尿病が強く疑われる人」が890万人、「糖尿病の可能性を否定できない人」が1,320万人いると言われています(平成19年の国民健康・栄養調査)
糖尿病自体は、自覚症状が出ないことが多いので、未治療のケースも多いのですが、放っておくと種々の合併症が出てきます。中でも「糖尿病性腎症」「糖尿病性網膜症」「神経障害」は3大合併症と呼ばれています。現在、新規人工透析導入原因の1位は糖尿病性腎症、失明原因の1位は緑内障、2位が糖尿病性網膜症と言われています。神経障害が進行すると、手足のしびれが出るだけでなく、違和感や痛みを感じなくなっているため、傷などの発見が遅れ悪化し、下肢切断に至ることも多いです。
以上のように糖尿病は進行すると、日常生活に重度の支障をきたす可能性のある疾患です。しかし、適切な治療を行えば合併症は防ぐことができ、普通の人と変わらない生活を送ることが出来ます。新規発症や悪化を防ぐために正しい知識を身につけましょう。
世界糖尿病デー公式HP
http://www.wddj.jp/index.html
厚生労働省糖尿病HP
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/tounyou/index.html