いつも薬を届けている施設の駐車場で、車を降りた時に『チーチー』と可愛らしい鳴き声が聞こえた。じっと立ち止まって、声の主を探すと、木の枝に小鳥がとまって鳴いているのが見えた。一瞬、綺麗な黄緑色のボディーにウグイスかと思ったが、名前の由来通り、目の周りが白く囲まれていたのでメジロだと分かった。声の主の可愛い姿が確認できて満足し、メジロを驚かせないようにそっとその場を後にした。
身近にいる鳥達を観察していると、季節を感じたり、色々な発見もある。例えば、牛窓や隣町にいるスズメを見ると、寒いこの時期にはプクプク太って非常に丸々しているが、岡山の市内や大阪など街で見かけるスズメはスマートで全然プクプクしていない。やはり、田舎の方が食べ物が豊富で、冬にはしっかり蓄えることができるのかな。反対に、都会の子はなかなか餌を獲るのが大変なのかな。などと想像してみる。田舎の子も都会の子も、人間には分からない厳しさがそれぞれにあるんだろうけど、とにかく事故などにあわないで、天寿を全うして欲しいなと姿をみる度に思います。