先週末、地元の幼馴染7人で久々に集まった。
その中の一人が、小、中学校の卒業アルバムと文集を持ってきていたので、ワイワイ言いながら皆で回して見た。
手元には無かったが、そういえば幼稚園の時にもそれぞれの夢を載せた文集があったなという話になり、友達の一人が、なりたいものに【スイミー】と書いていたのを皆思い出した。
スイミーは、当時流行った絵本に出てくる黒い魚の名前なのだが、子供らしくて可愛らしいねと言っていると、友達が実は、とそのスイミーに関するエピソードを教えてくれた。
幼稚園の文集を書くときになって、なりたいものが全く思い当たらずに泣けた友達は、母親に早く何か書きなさいと催促され、「もう何でもいいや!!」とそばにあった絵本の表紙に書いてあった『スイミー』を見つけて将来なりたいものをスイミーと書いたのだとか。しかも、なぜか挿絵にはサザエさんに登場する猫のタマを書いていたというのだから、矛盾がなんとも面白い。
友達の苦労話に、涙が出るほど笑ってしまった。
ちなみに私は、幼稚園の時には「ケーキ屋さん」、小学校の文集には「薬剤師免許を取った後、渋谷で歩いていてスカウトされて芸能人になる」という、なんとも恥ずかしいことを書いていたようだ・・。