無念

今朝、薬局に行くと、見慣れた調剤室からの風景が一変していた。
土曜日まで、強固な要塞のように立派にあったツバメの巣が、無残にも半分以上壊され、もぬけの殻になっていたのだった。
薬局が休みの昨日、うちの両親が油断して目を離した隙にカラスにやられたようだ。
先週、ヒナが孵ったばかりだった。
怒りと悲しみに暮れる私とは対照的に、今日は、5羽のツバメが入れ替わり立ち代わり巣を出入りしている。
また巣を再建して、子供を産み育てるつもりなのだろう。
自然は厳しい。
だけど、小さい体で、たくましく、しなやかに生きるツバメをみて自然の強さを思った。