検体測定室を設置しました!
皆様のセルフメディケーションを応援するため、ユアサ薬局では
糖尿病の血糖値(HbA1c)と、
脂質(善玉・悪玉コレステロール、中性脂肪)を
測定できる測定機器を導入しました。
2010年の厚生労働省による調査結果によると、糖尿病と糖尿病予備群は2050万人にも上り、糖尿病の早期発見が課題となっています。まず、身近な場所で手軽に検査を受けていただき、健康管理への意識を高めるとともに、医療機関への受診勧奨により一層つなげていけたらと思っています。
測定にはHbA1cのみで受ける場合と脂質のみで受ける場合は、それぞれ、850円(税込)の実費、HbA1cと脂質を一緒に受ける場合は、1,500円(税込)を実費でご負担いただいております。
<検体測定室とは?>
平成26年3月31日に厚生労働省から、臨床検査技師法に基づく公示の改正が公布されたことにより、4月1日より、簡易血液検査(自己採血による生化学検査)が薬局においても実施が認められることになりました。
<HbA1cとは?>
HbA1c値は、過去1~2か月の血糖の状態を示しています。
赤血球のタンパク質の一種であるヘモグロビンが血液中のブドウ糖と結合したものの一部分をいいます。このHbA1cの値が高いと、血液中でたくさんのブドウ糖がヘモグロビンと結合しているということになります。
<脂質とは?>
1.総コレステロール
体内にある脂質の一つで、血管の強化・維持に重要な役割を果たしており、人体になくてはならないものです。しかし、多すぎると、動脈硬化や生活習慣病の原因になることがあります。
2.HDLコレステロール(善玉コレステロール)
血管の壁に、たまったコレステロールを回収して、肝臓へ運びます。動脈硬化を抑える働きがあります。
3.LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
増えすぎると、血管の中に入り込み、固まってこぶのようになります。動脈硬化を引き起こします。
4.中性脂肪
体内にある脂質の一つで、臓器や組織に維持する重要な役割を果たしています。
多くなりすぎると、肥満や脂肪肝をきたすおそれがあります。
<HbA1c・脂質測定の手順>
消毒や採血は測定を希望されるご本人に行っていただきます。
①採血前に手指をよく洗い、消毒します。
②ディスポーサブルタイプ(1回限りの使い捨て)の穿刺器具の先を指にあてて採血を行います。
採血量はHbA1cで米粒程度(2μL)、脂質であずき大(19μL)程度になります。
③血液を球状に出した後、測定試薬ディスクに血液を吸引させます。
④測定試薬ディスクを測定機にセットし、測定を開始します。
⑤約6分で測定が完了します。
注意1)服用薬や既往歴によっては、測定を行うサービスを受けられない場合があります。測定前に服用歴や既往歴を確認させていただいております。抗血栓薬を服用されている方や出血性疾患の既往歴のある方には、止血困難となることがあるためサービスの提供を行えない場合ありますので、あらかじめご了承ください。
注意2)検体測定室での測定は、特定健康診査や健康診断等ではありません。検体測定室での測定は、自分の体に目を向けていただくための契機に過ぎませんので、測定結果にかかわらず、定期的に健診等を受けるようにしてください。