鼻水・鼻づまりに効く漢方薬
今年最初の漢方薬のコーナーは、鼻水・鼻づまりに効く漢方薬をご紹介します!!
1月終わりくらいになると花粉症の症状が出始める方がおられるのでアレルギー性鼻炎を中心に、さらに慢性副鼻腔炎(蓄膿症)についても説明させていただきます(^^)
①小青竜湯(しょうせいりゅうとう)+麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
くしゃみ、鼻水、涙が出て、寒い風に当たると症状がひどくなり、温まると症状が軽くなるアレルギー性鼻炎に効きます!!
麻黄附子細辛湯は症状がひどい時に、頓服として服用しても良いです。
前立腺肥大による排尿障害がある方は、小青竜湯による副作用を防ぐため、苓甘姜味辛夏仁湯(りようかんきょうみしんげにんとう)を使います。
②小青竜湯+麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
鼻づまりが強く、温まると症状がひどくなるとか、寝て布団を覆い温まると症状がひどくなり、冷たい空気を吸うと楽になるアレルギー性鼻炎に効きます!!
③葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)+桔梗石膏(ききょうせっこう)
頭重感、ネバネバした鼻水、鼻づまりなどの蓄膿症の症状によく効きます!!
桔梗石膏はツムラにはなく、小太郎漢方製薬から販売されています。
今回紹介させていただいた漢方薬は、抗アレルギー剤(抗ヒスタミン薬)のように眠気が出ることはありません。
自動車の運転の機会の多い方、仕事で眠気が出ると困る方に向いています。逆に夜眠れなくなることもあるので注意が必要です。
ご自身の症状や生活環境に合わせた薬を選ぶようにしましょう!!