甲賀忍者と薬
最近はまっているドラマの中で、薬剤師として働きながら実は甲賀の忍者、というストーリーから甲賀と薬の関係が気になり、少し調べてみました。
甲賀市のある滋賀県は、昔から様々な種類の薬草が豊富だったようです。
特に、最高峰の伊吹山は薬草の産地として有名です。
甲賀忍者の極意書の文面には、忍者たちが薬草を育て独自に加工し、様々な生薬を生み出した事が記されています。
そして、町人や商人となり渡り歩き、独自に開発した薬を売りながら全国の情報を収集したようです。
後に、滋賀では製剤業、配置売薬が発展します。
明治末年には製剤業者51戸、売薬営業者110戸、行商をするものは400余名に達しました。
昭和40年代以降、多くの製薬会社が滋賀県に進出し、生産量では今もなお高いシェアを占めています。
こういう事をふまえて、また違った視点からドラマを見てみようと思います。