傷寒論 辨脈法 第十六條

陽脈浮大而濡陰脈浮大而濡陰脈與陽脈同等者名曰緩也。

陽脈浮大にして濡、陰脈浮大にして濡、陰脈と陽脈と同等なる者を名づけて緩と曰ふなり。

寸口の脈が浮いていて大きく、そしてやわらかく、尺中の脈も浮いて大きく、そしてやわらかい、陰脈と陽脈と脈の打ちかたが同じものを名づけて、緩の脈というのである。