傷寒論 辨脈法 第二十二條
問曰傷寒三日脈浮數而微病人身涼和者何也荅曰此爲欲解也解以夜半脈浮而解者濈然汗出也脈數而解者必能食也脈微而解者必大汗出也。
問ふて曰く、傷寒みっか脈浮數にして微、病人身涼和する者は何ぞや、荅へて曰く、此れ解せんと欲すると爲すなり、解するに夜半を以てすべし、脈浮にして解する者は濈然と汗出づるなり、脈數にして解する者は必ずよく食するなり、脈微にして解する者は必ず大いに汗出づるなり。
お尋ねします、傷寒三日で、脈が浮數で微で、病人の体が涼和する者はどういうことでしょうか。これは治ろうとしているのである。治る時は夜中に脈が浮いて治る。濈然と汗が出るのである。脈が數で治る者は必ずよく食べるのである。脈が微で治るものは必ず大いに汗が出るのである。