傷寒論 辨脈法 第二十五條

問曰凡病欲知何時得何時愈荅曰假令夜半得病明日日中愈日中得病夜半愈何以言之日中得病夜半愈者以陽得陰則解也夜半得病明日日中愈者以陰得陽則解也。

問ふて曰く、およそ病、何時得て何時愈ゆるかを知らんと欲す、荅へて曰く、假令へば夜半に病を得れば明日日中に愈え日中に病を得れば夜半に愈ゆ、何を以て之を言ふ、日中に病を得て夜半に愈ゆる者は陽は陰を得れば則ち解するを以てなり、夜半に病を得て明日日中に愈ゆる者は陰は陽を得れば則ち解するを以てなり。

お尋ねいたします、病氣と言うのはどういう時にかかり、どういう時に治るのでしょうか。先生が荅えて言われるのには、例えば夜半に病氣になると、明日の日中に治るのである。日中に病氣になると、夜半に治るのである、陽が陰を得て治るのである。夜半に病氣になると明日の日中に治るものは、陰が陽を得れば治るのである。