傷寒論 辨脈法 第四十二條
脈浮而遲面熱赤而戰惕者六七日當汗出而解反發熱者差遲遲爲無陽不能作汗其身必痒也。
脈浮にして遲、面熱赤して戰惕する者は、六七日にして當に汗出でて解すべし、反って發熱する者は差ゆること遲し、遲は陽無しとなす、汗を作す能はず、其の身必ず痒きなり。
脈が浮いていて遲く顔が熱して赤く戰惕するものは、六七日經つと汗が出て治る。逆に發熱するものは治るのが遲い。遲は陽が無いとする。だから汗をかくことが出来ないで、身体が痒くなる。