傷寒論 辨脈法 第四十五條

脈陰陽俱緊至於吐利其脈獨不解緊去入安此爲欲解若脈遲至六七日不欲食此爲晚發水停故也爲未解食自可者爲欲解。

みゃく、陰陽ともに緊にして吐利に至れば其の脈獨り解せざるも緊去り安きに入る此れ解せんと欲すとなす、若し脈遲六七日に至って食を欲せざるは此れを晚發となす、水停まるが故なり、未だ解せずとなす、食自から可なる者は解せんと欲すると爲す。

脈の陰陽(寸口・尺中)共に緊で吐き氣や下利しそうで、その脈が治ろうとしない。緊が去って安定すると、これは治ろうとしている。もし、脈が遲で六七日になって食事を欲しがらない、これを晩發とします。水が停るためです。これはまだ治ろうとしていない。食が自分から欲しがるものは、治ろうとしている。