傷寒論 辨脈法 第四十九條

脈浮而滑浮爲陽滑爲實陽實相搏其脈數疾衛氣失度浮滑之脈數疾發熱汗出者此爲不治。

みゃく浮にして滑、浮は陽となし、滑は實となす、陽實相搏てば其の脈數疾、衛氣度を失ひ浮滑の脈數疾、發熱汗出づる者は此れを治せずと爲す。

脈が浮いて滑である。浮は陽とし滑は實とします。陽と實が打ちあって、その脈が數疾で衛氣が度を失い、發熱汗が出る者は、これは治すことができない。