傷寒論 平脈法 第十條

問曰人病恐怖者其脈何狀師曰脈形如循絲纍纍然其面白脱色也。

問ふて曰く、人病みて恐怖する者は其の脈何の狀ぞ、師曰はく脈の形ち絲を循づるが如く纍纍然たり、其の面白く脱色するなり。

お尋ねします、人が恐怖を病むものは、その脈は何に似ているのでしょうか、先生がいわれるのには、その脈が糸を循(撫でて)いるようで、纍纍として顔の色が白く脱色するようだ。