傷寒論 平脈法 第十五條

問曰脈有相乘有縱有橫有逆有順何也師曰水行乘火金行乘木名曰縱火行乘水木行乘金名曰橫水行乘金火行乘木名曰逆金行乘水木行乘火名曰順也。

問ふて曰く脈に相乘ずる有りて縱あり橫あり逆あり順ありとは何ぞや、師の曰はく水ゆきて火に乘じ、金ゆきて木に乘ずるは名づけて縱と曰ひ、火ゆきて水に乘じ木ゆきて金に乘ずるを名づけて橫と曰ふ、水ゆきて金に乘じ火ゆきて木に乘ずるは名づけて逆と曰ひ、金ゆきて水に乘じ木ゆきて火に乘ずるを名づけて順と曰ふなり。

お尋ねします脈に相乘ずるものがあり八十九從があり、横があり、逆があり、順がありますがどういう事でしょうか、先生が言われるのには水が行って火に乘じ、金が行って木に乘ずるのを名づけて縱と言う、火が行って水に乘じ、木が行って金に乘ずるのを横と名づけます、水が行って金に乘じ火が行って木に乘ずるのを名づけて逆と言う、金が行って水に乘じ木が行って火に乘ずるのを順と言う。