傷寒論 平脈法 第二十四條
師曰脈病人不病名曰行尸以無王氣卒眩仆不識人者短命則死人病脈不病名曰内虛以無穀神雖困無苦。
師曰はく脈病んで人病(くる)しまざるは名づけて行尸(あんし)と曰ふ、王氣なきを以て卒に眩仆して人を識(し)らざる者は短命にして則ち死す、人病みて脈病まざるは名づけて内虛と曰ふ、穀神なきを以て困(こん)すと雖も苦しむこと無し。
先生が言われる、病人を脈して病まないのを行尸という、王氣が無くにわかに眩仆し意識が無いものは短命ですなはち死んでしまいます、人が病氣になって脈は病氣の脈でない場合を内虛と言う、穀神が無いために困するが苦しまない。