傷寒論 平脈法 第二十八條

寸口脈緩而遲緩則陽氣長其色鮮其顏光其聲商毛髮長遲則陰氣盛骨髓生血滿肌肉緊薄鮮鞕陰陽相抱榮衛俱行剛柔相搏名曰強也。

寸口の脈緩にして遲、緩は則ち陽氣長じ、其の色鮮かに其の顏光り其の聲商毛髮長ず、遲は則ち陰氣盛り骨髓生じ血滿ち肌肉緊薄鮮鞕に陰陽相抱き榮衛俱に行き剛柔相うつを名づけて強と曰ふなり。

寸口の脈が緩で遲である、緩はすなわち陽氣が長じ、その色が鮮やかである、その顔が光り、その声は商である、毛髪が長ず、遲はすなわち陰氣盛んにして骨髄生じ、血が滿ちて肌肉が緊薄鮮鞕、陰陽相抱え榮衛俱に行けば剛柔相うつ、名づけて強という。