傷寒論 平脈法 第三十三條

寸口脈弱而遲弱者衛氣微遲者榮中寒榮爲血血寒則發熱衛爲氣氣微者心内飢飢而虛滿不能食也。

寸口の脈、弱にして遲、弱なる者は衛氣微(すくな)く、遲き者は榮中寒す、榮を血となす血寒ゆるときは則ち發熱す、衛を氣となす氣微なる者は心内飢ゆ、飢えて虛滿し食する能はざるなり。

寸口の脈が弱で遲である、弱は衛氣が微である、遲は榮が寒に中る、榮を血と爲す、血寒ゆれば發熱し、衛を氣とする、氣が微であると心内が飢える、飢えて虛滿すると食事が出來ない。