傷寒論 平脈法 第三十六條
趺陽脈緊而浮浮爲氣緊爲寒浮爲腹滿緊爲絞痛浮緊相搏腸鳴而轉轉即氣動膈氣乃下少陰脈不出其陰腫大而虛也。
ふやうの脈、緊にして浮、浮は氣となし緊は寒となす、浮は腹滿をなし緊は絞痛を爲す、浮緊相搏てば腸鳴って轉ず、轉ずれば即ち氣動き膈氣乃ち下る少陰の脈出でざれば其の陰腫大にして虛するなり。
趺陽の脈が緊で浮である、浮は氣であり、緊は寒である、浮を腹滿とし、緊を絞痛とする、浮と緊が相うつと腸が鳴って轉ず、轉ずればすなわち氣が動く、膈氣がすなわち下る、少陰の脈が出ないでその陰が腫大で虛する。