傷寒論 平脈法 第三十九條
寸口脈微而濇微者衛氣衰濇者榮氣不足衛氣衰面色黄榮氣不足面色靑榮爲根衛爲葉榮衛俱微則根葉枯槁而寒慄欬逆唾腥吐涎沫也。
寸口の脈、微にして濇、微なる者は衛氣衰へ、濇なる者は榮氣不足す、衛氣衰ふれば面色黄、榮氣不足すれば面色あをし、榮を根となし衛を葉と爲す、榮衛俱に微なれば則ち根葉枯槁して、寒慄、欬逆、唾腥、涎沫を吐するなり。
寸口の脈が微で濇である、微なる者は衛氣が衰える、濇の者は榮氣が不足する、衛氣が衰えると面色が黄色くなる、榮氣が不足すると面色が靑くなる、榮を根と爲す、衛を葉となす、榮衛俱に微であると、すなわち根葉が枯槁して寒慄し、欬逆し、唾腥、涎沫を吐す。