傷寒論 平脈法 第四十五條
少陰脈不至腎氣微少精血奔氣促迫上入胸膈宗氣反聚血結心下陽氣退下熱歸陰股與陰相動令身不仁此爲尸厥當刺期門巨闕。
少陰の脈至らざれば、腎氣微に精血少く、奔氣促迫し上って胸膈に入り、宗氣反って聚り血心下に結し、陽氣退き下り熱陰股に歸し、陰と相動じ身をして不仁ならしむ、此れを尸厥と爲す、當に期門と巨闕を刺すべし。
少陰の脈が至らないと腎氣が微小で、精血奔氣促迫し上りて胸膈に入れば宗氣が反って聚まり、血が心下に結し、陽氣退き下り、熱陰股に下り、陰と相動ずれば身體を不仁にさせる、これを尸厥とする、当然期門巨闕を刺してやれ。