傷寒論 傷寒例 第五條②
其冬有非節之暖者名曰冬溫冬溫之毒與傷寒大異冬溫復有先後更相重沓(じゅうとう)亦有輕重爲治不同證如後章。
其の冬に非節の暖ある者を名づけて冬溫と曰ふ、冬溫の毒は傷寒と大いに異る、冬溫には復た先後あり、更に相重沓(じゅうとう)して亦輕重あり、治を爲すは同じからず、證は後章の如し。
其の冬に曆どおりでない季節はずれの暖があると、冬溫と名づける、冬溫の毒は、傷寒と大いに異る、冬溫には先と後がある、更にお互いに重り合う、亦輕い重いが有る、治療方は同じではない、證は後章の如くである。