傷寒論 傷寒例 第十一條

此君子春夏養陽秋冬養陰順天地之剛柔也小人觸冒必嬰暴疹須知毒烈之氣畱在何經而發何病詳而取之。

此れ君子は春夏は陽を養ひ秋冬は陰を養ひ天地の剛柔に順(したが)ふなり、小人觸冒すれば必ず暴疹に嬰かる、すべからく毒烈の氣畱まりて何れの經に在りて何れの病を發するやを詳らかに知りて之を取るべし。

此れ君子は春夏は陽を養い、秋冬は陰を養う、天地の剛柔に順うのである、小人は觸冒すると、必ず冒疹にかかる、須らく毒氣の氣が畱まって何の經に在るかを知って、何の病を發するかを知って、詳らかにこれを取る。