傷寒論 傷寒例 第十二條
是以春傷於風夏必飱泄夏傷於暑秋必病瘧秋傷於濕冬必咳嗽冬傷於寒春必病溫此必然之道可不審明之。
是れを以て春風に傷らるれば夏必ず飱泄し、夏暑に傷らるれば秋必ず瘧を病み、秋濕に傷らるれば冬必ず咳嗽し、冬寒に傷らるれば春必ず溫を病む、此れ必然の道、之を審明せざる可き。
是で春に風に傷られると、夏に必ず飱泄する、夏に暑に傷られると、秋に必ず瘧を病む、秋に濕に傷られると、冬に必ず咳嗽を病む、冬に寒に傷られると、春に必ず溫を病む、此れは必然の道で、あきらかにしなければならない。