傷寒論 傷寒例 第三十條
凡脈四損三日死平人四息病人脈一至名曰四損脈五損一日死平人五息病人脈一至名曰五損脈六損一時死平人六息病人脈一至名曰六損。
凡そ脈の四損は三日に死す、平人四息に病人脈一至、名づけて四損と曰ふ、脈の五損は一日に死す、平人五息に病人の脈一至、名づけて五損と曰ふ、脈の六損は一時に死す、平人六息に病人の脈至ること一、名づけて六損と曰ふ。
一般に脈の四損というのは三日で死んでしまう、普通の人が四息する時に、病人の脈が一回打つのを、名づけて四損と言うのである、脈の五損と言うのは一日で死ぬ、普通の人が五息する時に、病人の脈が一回打つのを、名づけて五損と言う、脈の六損は一時で死んでしまう、普通の人が六息する時に、病人の脈が一回打つのを、名づけて六損と言う。