傷寒論 痓濕暍病 第七條
太陽病關節疼痛而煩脈沈而細者此名濕痹濕痹之候其人小便不利大便反快但當利其小便。
太陽病關節疼痛して煩し脈沈にして細なる者は此を濕痹と名づく、濕痹の候、其人小便利せず大便反って快きは、ただ當にその小便を利すべし。
太陽病で關節が疼痛して煩し、脈が沈で細の者は此れを濕痹と名づける。濕痹の症狀は其の病人の小便の出方が不利で、大便が逆に氣持ちよく出るのだから、当然其の小便だけを出すようにしてやればよい。