傷寒論 痓濕暍病 第十二條

濕家病身上疼痛發熱面黄而喘頭痛鼻塞而煩其脈大自能飮食腹中和無病病在頭中寒濕故鼻塞内藥鼻中則愈。

濕家病み身上疼痛發熱し面黄にして喘し頭痛鼻塞して煩し其脈大きく自ら能く飮食するは腹中和して病なく、病は頭中に寒濕在り故に鼻塞す、藥を鼻中に内るれば則ち愈ゆ。

濕家が病んで身上が疼痛し、發熱して面が黄色くなって、喘して頭痛鼻塞して煩し、其の脈が大きく、食欲が有って腹中が和して病が無く、病は頭中の寒濕にある、だから鼻が塞るのだ、藥を鼻の中に入れるとそれで愈るのだ。