傷寒論 太陽病上篇 第三條
太陽病或已發熱或未發熱必惡寒體痛嘔逆脈陰陽俱緊者名曰傷寒。
太陽病み或は已に發熱し或は未だ發熱せず必ず惡寒し體痛み嘔逆し脈陰陽俱に緊なる者を名づけて傷寒と曰ふ。
太陽の經に邪を受けて發病し、ある場合には發熱の症狀を現わすし、ある場合にはまだ發熱の症狀を現わしていないけれども必ず惡寒がして体が痛み嘔きっぽくあげそうになって、脈は寸口尺中の脈が俱に緊であるもの名づけて傷寒というのである。