傷寒論 太陽病上篇 第九條
太陽病頭痛至七日巳上自愈者以行其經盡故也若欲作再經者鍼足陽明使經不傳則愈。
太陽病、頭七日巳上に至りて自から愈ゆる者は其の經を行ぐり盡せるを以ての故なり、若し再經を作さんと欲する者は足の陽明に鍼して經をして傳へざらしむれば則ち愈ゆ。
太陽病で、頭痛が七日の巳の刻の上であるから、九時頃になると自然に愈ゆるものは、經脈をめぐり尽くすからである。
もし再び經を傳えようとするものは、足の陽明經に鍼をして、熱氣を瀉してやって、傳經させなければ愈ゆるのである。