傷寒論 太陽病上篇 第二十六條
服桂枝湯大汗出脈洪大者與桂枝湯如前法若形如瘧日再發者汗出必解宜桂枝二麻黄一湯。
桂枝湯を服し大いに汗出で脈洪大の者は桂枝湯を與ふること前法の如くす、若し形ち瘧の如く日に再發する者は汗出づれば必ず解す、桂枝二麻黄一湯に宜し。
桂枝湯を服用して大変汗が出ても解せず、脈が洪大になるものは、桂枝湯を服用させるのには、前の方法すなわち風池風府に刺してから服用させるのである。もしもその場合に最初桂枝湯を服用してからの病狀が瘧のようで、一日の内に再度發作するものは、汗が出れば瘧は必ず解するのである。それには桂枝二麻黄一湯がよろしいい。