傷寒論 太陽病上篇 第二十九條

服桂枝湯或下之仍頭項強痛翕翕發熱無汗心下滿微痛小便不利者桂枝湯去桂加茯苓白朮湯主之。

桂枝湯を服し或は之を下し仍ほ頭項強痛し翕翕として發熱し汗無く心下滿して微痛し小便不利するものは桂枝湯より桂を去り茯苓白朮を加へたる湯が之をつかさどる。

桂枝湯を服用させたり、或は下したりしても、あいかわらず頭やうなじがこわばり痛んでポッポッとして熱が出て、汗がなくて、みぞおちがはって少しく痛みがあり、小便の出の惡いものには。桂枝去桂加茯苓白朮湯が主治します。