傷寒論 太陽病中篇 第七條
太陽病十日以去脈浮細而嗜臥者外已解也設胸滿脇痛者與小柴胡湯脈但浮者與麻黄湯。
太陽病十日よりこのかた、脈浮細にして臥するを嗜む者は外已に解するなり、設し胸滿脇痛する者は小柴胡湯を與へ脈但だ浮なる者には麻黄湯を與ふ。
太陽病にかかってから十日をすぎてこのかた、脈が浮いて細く、横になっていたがるものは、表の邪がすでに解したのである。もしその場合に胸滿脇痛のあるものは、小柴胡湯を与えてやりなさい。脈が浮いて(細のないもの)いるだけのものには、麻黄湯を与えなさい。