傷寒論 太陽病中篇 第十條
傷寒表不解心下有水氣乾嘔發熱而欬或渴或利或噎或小便不利少腹滿或喘者小靑龍湯主之。
傷寒表解せず心下に水氣あり乾嘔發熱して欬し或は渴し或は利し或は噎し或は小便不利少腹滿し或は喘する者は小靑龍湯之を主どる。
傷寒にかかって、幾日かたっても表が治らないで、心下(みずおち)のあたりに水の動きがあって(もともとある人)、乾嘔(ゲーゲーいっても物が出ない)して發熱し、咳が出ている、また咽の乾く場合もあり、或は微に下利のある時もあり、或はむせる時もあり、或は小便の出が悪く、下腹が張る時もあり、或は喘する者には小靑龍湯が主治します。