傷寒論 太陽病中篇 第十一條

傷寒心下有水氣欬而微喘發熱不渴服湯已渴者此寒去欲解也小靑龍湯主之。

傷寒心下に水氣あり、欬して微喘し、發熱渴せず、湯を服し已りて渴する者は此れ寒去りて解せんと欲するなり、小靑龍湯之をつかさどる。

傷寒で心下に水氣が有って咳がでて少しゼエゼエし、發熱して渇はない、湯を服しおわり渇する者は、此れ寒が去って治ろうとしている、小靑龍湯が主る。