傷寒論 太陽病中篇 第二十四條
病人藏無他病時發熱自汗出而不愈者此衛氣不和也先其時發汗則愈宜桂枝湯主之。
病人藏に他病なく時に發熱自汗出でて愈えざる者は此れ衛氣和せざるなり、其時に先だち汗を發すれば則ち愈ゆ、宜しく桂枝湯之を主どるべし。
病人が裏の方に病がなくて、ときどき發熱して自然に汗が出ても表證がとれない者は、衛氣即ち外を守る陽氣が調和していないからである。發熱する前に發汗をしてやれば、それで治るのである。それには桂枝湯がよろしい。