傷寒論 太陽病中篇 第三十條

下之後復發汗必振寒脈微細所以然者以内外俱虛故也。

之を下したる後また汗を發すれば必ず振寒し脈微細となる、しかるゆえんの者は内外俱に虛するを以ての故なり。

病人を下した後で、病が治らずに、その上にまた汗を發しさせると、そのためにガタガタふるえて寒がり、脈がかすかで細くなった場合がある。そうなる理由は、身の内と外とがともに虛してしまうからである。